『本当の正人式』と題するだけあり、
そのテーマは振袖の会(振袖で新年を祝う会)。
主催の和裁の先生の言葉をお借りすると
平均年齢30前後のお年頃のシンデレラ達は、
ガラスのポックリを履かせてくれる王子様を待ちくたびれ、
立派な大人へと成長を遂げこの日を迎えました。
20歳の成人式、化粧をし始めまだ垢抜けない頃の振袖姿の記念写真は箪笥の奥へ。
今度こそ、正真正銘の大人の道を踏み出した”正人式”に参加せねば!と集まったのは関東在住の美女21名+美肌男1名です。
私達はもう一度、振袖姿の記念写真を撮り直し、お見合い写真への用途も兼ねた無駄の無い計画を立て、この日を迎えたのです。
(和裁の先生のレポートより)
振袖と言えば、成人式というくらい、
成人式くらいでしか着ないイメージかもしれないのですが、
せっかくの新年会、振袖を着てしまいましょう、
大人の振袖も素敵よ!
ついでに着物の着方を覚えてしまいましょうっていう企画です。
たくさんのユニークで素敵なアイディアを持っていて
それを実現してしまう和裁の先生は本当にすばらしいです。
そのために、3ヶ月ほど前から、ぼちぼちと
短期集中で着付け教室なども開かれました。
だから、振袖の人の大半か、着物は自分で着ています。
みんなすごく頑張ったと思います。
和裁教室の生徒さんは30代前後が特に多いです。
習い事世代ですね。
振袖は20代のものと一般的には考えられているかもしれませんが
振袖は未婚女性の晴着、第一礼装です。
もちろん新年会パーティーなど、遊び要素のある場だったら
結婚してても着ていいと思います。
(判断のポイントは着ていく事で、招かれた場で不愉快になる人がいるかいないか)
なんと言っても、現代の結婚年齢が昔にくらべ遥かに高い時代です。
30代で振袖はおかしいというのも
よく考えれば、時代錯誤なのでは?
和裁の生徒さんたちも未婚の人が多い。
かくいう私も数え年では31歳未婚女性です。笑
成人式でさえ振袖を着なかったって人も居ると思います。
ほら、振袖を借りたり、買ったりするくらいならそのお金で旅行に行きたいとか。
うちの母もそうだったらしいです。
今回初めて振袖を着たとという方もいました。
良い思い出になったようです。
成人式以来、袖を通してない自分の振袖を出してきたり、
親戚や友達から振袖を借りてきたり、
リサイクルやヤフオクで用意したり、
もちろん、振袖でなくても、
お母さんの付け下げやご自分の紋付の色無地だったり。
みんなそれぞれ、当日に臨ました。
もし、箪笥の奥深くに眠っている振袖が家にあるのなら
是非、機会を作って着てあげてください。
未婚の方なら結婚式などのお祝いの席で着てほしいですし、
(まあまだまだ保守的な方たちが多い事は間違いないでしょうけど
シングルという事をアピールして素敵な方を紹介してもらっちゃえるかもしれませんよ)
30代の振袖だって捨てたもんじゃありません。
もちろん小物のあわせ方はちょっと大人っぽくした方がよりいっそう素敵です。
確かに、振袖はいつまでも着れる着物でもないとは思います。
柄行によっては、着る年齢をかなり制限されるものもあります。
しかし、しかし、
振袖は20代のものという一般的な観念は
このパーティーのおかげで、私の中で崩れ去りました。
振袖を着た人、街中ですごく目立ちます。
思わず、今日は何かあったのですか?と見ず知らずの人に聞かれてしまう事が
多々あります。
それだけ華やかで、
見る人の気持ちまで明るくしちゃうんじゃないでしょうか。
もっと着物を着た人が街に溢れていたら、日本はもっと楽しいと
さらに確信を深めています。