松綱百周年記念個展 『江戸小紋二千柄展』
伝統工芸士 砂川健一 極型江戸小紋の世界
10月4日(木)〜10月8日(月)銀座フェニックスホール

私はまだ、参加したこと無いのですが、
染のまち落合スタンプラリー(今年は10月13,14に実施予定)のメンバーでもある
江戸小紋の工房『松網』さんの創業100年の記念個展。
松網さんの江戸小紋のことは、江戸刺繍の先生のところで、
反物を見せていただいたり、ご本人様からお話を聞いたりして知っていたのですが、
万筋(スゴーく細い縞)の細かさ。
八掛までも江戸小紋。江戸小紋の訪問着。
なんて言うのもあったりして、
自分用に江戸小紋を買うならこちらのをなんて思っていたのですが、
2000柄もあるなんて是非とも見に行きたいものです。
で、見てきました。
もちろん女性にもオススメしたいけど
特に男性にオススメしたいなあと思うのですよね。
遠くから見ると無地の着物に見えるけど
近くに行くと柄がある。
しかもその柄が、たとえばね、
大根とおろし金。→大根をおろす。→大根役者をおろす。→役をおろす→厄をおろす。
ってな具合に、語呂合わせな小洒落たものだったりすると言う訳。
生地も柔らかくて気持ちがいいし。
男性ってそういう遊び心好きなんじゃないですか?
好きな柄を好きなお色で!
江戸小紋の3役といわれる、鮫、角通し、行儀。
単純な文様であればあるほど
1点が乱れているとわかってしまいます。
難しい訳です。
人間がやっているなんてスゴいですよね。
型紙を作る職人さんのお話を聞いていたんですが、
人間はいい加減。
機械は正確だけど、人間のように微調整ができないと。
ああ、なるほどって思いました。
職人さんてすばらしいです。
一枚の型紙を彫るのに2週間くらいかかるとか・・・
細かい型紙を彫ると反物の幅 ×1尺くらいなのかなあ。
その中に10万粒の孔があるってさあ・・・。
スゴいわよね。
その型紙を一反の反物に当てて染めてまた、型紙をずらして染めてって繰り返す訳です。
型紙に狂いが多いとムラができたり、継ぎ目がわかってしまったり。
なんだかねえ、もうその細かさと言ったら、
神懸かり的な領域な気がしてきましたよ。
いつか欲しい。
お誕生日に誰か買ってくれないかしら・・・。
江戸小紋の歴史については、『松網』さんのホームページに書いてあります。
以下はその引用です。
ルーツは、武士の裃(かみしも)です。
江戸時代、将軍家を筆頭に各藩は競って特定柄を定めシンボルとしました。
ひと目でどこの藩の武士か分かるユニホーム柄というわけです。
江戸中期になると庶民の間でも着物や羽織に小紋を染めるのが流行り、
動植物を抽象化した柄や縁起をかついだり、語呂合わせの遊び心のある柄が数多く生まれました。
今日、こういった柄は江戸小紋のバリエ−ションとして選ぶ際の楽しみとなっています。
遠目には無地に見える江戸小紋ですが、間近に見るとしなやかで美しい独特の紋様に圧倒されます。